第10章 play 8 ※
手を取り
ゆっくりと奥の寝室へ導く
ベッドの足元の方に立たせると
チサトの着ているものを全て脱がせ
後ろから抱きしめた
優しく頬を撫で
首筋を通って胸へと滑らせる
柔らかな2つの膨らみを手のひらに収め
ゆっくりと揉みしだきながら
タケルはチサトの耳元に唇を押し付けた
「……知ってた?………視覚を閉ざされると…他の感覚が敏感になるんだよ…」
吐息でくすぐるように囁き
耳の周りに舌を這わせる
頭の中を水音に支配されながら
両胸の先端を弄られると
チサトの呼吸は早くも乱れ始めた
『……っ………ハァ………ハァ……』
指先で転がされ
クニクニと摘まれる
『……っ…ん……』
不意に
カランと音がした
フワッと洋酒の香りがしたので
タケルがグラスをあおったのだろうと
チサトは思った
次の瞬間
耳の後ろに冷たいものがあたった