第122章 2人で見上げた夏の夜空は… お相手:煉獄杏寿郎 現パロ
その後は…一緒のお風呂の入って
お互いの…えっちなお汁にまみれた身体を
綺麗にしてこじんまりとした湯船に浸かる
「そう言えば…、生まれてからも、
1ヶ月は…出来ないだったよな…」
「何か、産んだ人に聞いたんだけど。
悪露(おろ)??って言うのが
ず―――っと終わらない生理みたいに
丸々一月ぐらいは出て来るんだってさ。
あの300gのハンバーグの
NICUの友達が言うにはね…」
悪露と言うのは…胎盤が剝がれた部分からの
出血とか分泌物が排出された物らしい
初産の方がお産の経験がある場合よりも
悪露の量が多くて長引く傾向があるのだとか
お産セットみたいなのを
入院の時にあっちの産院が用意してくれるらしく
その中に悪露パットと言うのが入ってるらしくて
後期のマザークラスでその中身も
説明して貰ったらしいのだが
生理用のナプキンとは大きさが
全然違ってたからその悪露とやらは
恐ろしい程の量が出るんじゃないかって
「あのさぁ…、杏寿郎さ…
それで…さっきみたいにしたいとかって…」
「風呂場でなら…ワンチャン出来ないか?」
「そんなチャンスは…、
ワンにも、ツーにもありませんっ」
お風呂から上がって
何時もの様に
杏寿郎に髪の毛を乾かして貰った
今は週末しか乾かして貰えないから
こうして貰うの…久しぶりだなぁ…っと
毎日の当たり前だったのが
5日ぶりに…与えられる事に
一種の感動めいたものを憶えてしまっていて
「…前に…こうしてから、
随分…日が経ってる様に感じるな」
「ありがと、杏寿郎。もういいよ。
今度は、杏寿郎がこっち…交代しよ?」
もう大体髪の毛は乾いていたから
杏寿郎の手からドライヤーを
受け取ろうとしていたのに
杏寿郎がドライヤーを手から離してくれなくて
「ちょ、…もう…これだけ
乾いてたら…大丈夫だよ?杏寿郎…」
「みくり…」
名前を呼ばれて その顔を見ると
杏寿郎の顔が近付いて来て
そのままキスを受け入れる
「……みくりッ」
「んっ、んっ、はぁ…杏寿郎…ぅ、ンんッ」
それから…キスばっかりしてて
「髪の毛ッ、乾かして…寝ないと…ッ」
明日…早いのに…
「テスト前に…部屋の掃除がしたくなる
あの心理と同じ現象なんだろうな…。
頭では寝ないとと思ってるのに…、
寝るのとは反対の行動ばかりしたくなる」
