第119章 夫婦でおもてなしをしよう！前編　お相手：煉獄杏寿郎　現代パロ

「それに…飲み込んだ後も…
フルーツみたいな香りが残るんだな…」

「この福寿を製造してる会社は、
独自の製造方法と取り組みと
自社基準によって、カーボンゼロの
工程で作った酒を発表したりしててな、
サステナブルな酒造りをしてる事でも
有名な酒造メーカーだな」

「相変わらず杏寿郎は
お酒の話させて置けば幾らでも喋るね」

焼き野菜と地元でも有名店の
二田屋のソーセージを串にした
バーベキューらしい串焼きが
焼けたと言って
それぞれの取り皿にトングで
置いてくれて

「じゃあ、私は…そろそろ
カリフラワー揚げ始めようかな～」

フライヤーも油の温度が上がって来たので
そろそろ揚げる事が出来そうだ

串焼きを食べながら
豪華すぎるお刺身の３種盛り合わせを頂いて

「これ、お刺身、すごい綺麗な
断面じゃない？鮑のお造り。錆兎さんが
切ってくれたんだよ、お店みたいじゃない？」

「まぁ…バイト…してたからな…、昔。
元々釣りが好きで、自分で釣って魚
捌いてたってのも…あるしな…」

「そうなのか、美味い肴に、
美味い酒があれば、…最高に決まってる。
折角用意したんだ、福寿も良いが
仙介も…飲むか…こっちも…
フルーティーな味わいで飲みやすいしな」

そう言って　仙介と言う
グリーンの瓶の日本酒を開けると
別のグラスに注いで２人に渡すと
自分のグラスにはそのまま注いで
チンとグラスを合わせると
それぞれにその酒に口を付ける

「確かにこれも…フルーティーな味がするが、
ふくらみのある…味わいをしてるんだな」

「地元の酒米と水で出来てる、
地産地消に拘ってるし、
搾りたての酒を無濾過で瓶詰めしてるんだ」

そう言いながら　焼けた赤エビを
それぞれの取り皿に杏寿郎が取り分けてくれて

「エビは割とすぐに焼けるからな」

「甘口…で、爽やかで…
フレッシュな感じは…無濾過だから
この味わいになるのですね…」

どんな料理にも合う
癖のあまりない福寿と仙介を酒にして

シュラスコ風と揚げたての
杏寿郎曰く魔の食べ物である
カリフラワーをオーロラソースで頂く

「……戦闘力爆上がり…って
杏寿郎が言ってた…のはこの事か…。
は？何だこれ？美味すぎんだろ？」

「このオーロラソース、
私が教えて頂いて作ったんですよ、錆兎」

皮つきで焼いたトウモロコシを
半分にカットして取り分ける