第119章 夫婦でおもてなしをしよう！前編　お相手：煉獄杏寿郎　現代パロ

アクアパッツァを
難しく考えるかも知れないけど

ひっくり返したら
反対の身も同じ様に焼いて

「そろそろいい頃かな？
じゃあ、そのお魚も周りに
この野菜と…貝を入れて
具材の色が綺麗に…全体のバランスが
取れるような感じに並べる感じかな…？」

くし形に切ってばらした玉ねぎと
赤と黄色のパプリカとピーマン
半分に切ったミニトマトを
月城が言われた通りに周囲に敷き詰めて行くので

串に刺すのに使った残りの
茄子とズッキーニと
残ってたアスパラ２本も
カットして横からそこに加えると

その間にバランス良く
ムール貝とアサリを配置する

「こんな感じで良いですか？」

「完璧っ！バッチリっ。
そこに白ワインを適当に
回しかけて貰っていい？」

「適当…ですかッ」

みくりがくるっと
空中に指で円を描いて
こんな感じと説明すると
月城がそんな感じに白ワインを加えて

「そのまま、アルコールを飛ばして…
中のワインのアルコールが飛んだら…」

ちょっと待ててと言って
グラスにサーバーから
半分ぐらいの水を汲んで戻って来て

「そこに、お水を適当に入れる」

「また、適当ですか…？」

「うん、割といつも適当に適量だよ
そうしたら、蓋を閉めて。
後は、あっちで煮込んで貰って
沖縄の美味しいお塩で味を調えたら
それだけで、アクアパッツァ完成だから」

「えっ？もう終わりなんですか？」

「そうだよ？簡単でしょ？
簡単だけど美味しいのが、
アクアパッツァ。手間そんなに
掛らないし、家ならフライパンで出来るよ？
後は、残りの美味しいお汁で
リゾット？雑炊？にしたら完璧だよ」

ピンポーンとインターフォンが鳴って

「雅ちゃん、杏寿郎に
アクアパッツァ頼んだって
伝えて置いて貰っていい？
私は…今から…戦うから！」

「あっ、はい…分かりました…ッ
煉獄さんにお伝えして来ます」

ガラッと庭に続く
ガラス戸を月城が開いて
申し訳なさそうにこちらを覗いていて

「あの…、煉獄さん…ッ
すいませんっ、みくりちゃんが
後はアクアパッツァを頼んだと…
伝言の方をお預りしたのですが…ッ。
何でも…今から…戦争をなさるとかで」

「戦争？お前の嫁さんは
何と戦うつもりにしてるんだ？」

その答えはすぐに３人の居る
庭に洗った殻付きの牡蛎が
８個届いたので判明したのではあるが