第119章 夫婦でおもてなしをしよう！前編　お相手：煉獄杏寿郎　現代パロ

照明の器材とかを
用意している間に
杏寿郎と並んで
大水槽を眺めて待って居たのだけど

「杏寿郎…久しぶりだね」

「ん？そうだな…丁度一年ぶりになるか」

「そうじゃなくて、結婚式」

「そうだな、確かに
俺と奥さんほど、何度も
結婚式をしてる夫婦も珍しいだろうな」

『すいませーん、撮影準備
整いましたー、お願いしまーす』

「さて、俺達の出番みたいだな」

「うん、そうだね…」

「今回は…大水槽の鰯は
ハートじゃなくてもいいんで
大丈夫ですよ？時間取りませんから。
奥さんも旦那さんも
１年ぶりですねお久しぶりです」

その撮影スタッフさんの言葉に
丁度１年前に撮影をしてくれた
あの人達だとすぐに分かって

大水槽の前で
ポーズを指定されながら
お腹が目立つドレスの方と
お腹を隠すドレスの方で
それぞれが比較出来るように
同じポーズで写真を数枚撮って貰って
これはついでみたいな感じだったので

直ぐに撮影は終わって
元の服に着替えると

３階のメインのエリアで
かなり本格的な撮影になってる

錆兎と月城のふたりの様子を見に行った

「あのふたりも…かなり
カメラ映えしそうな感じだしな…、
モデルが良いと、気合も入るんだろうな」

「でも…赤のドレスも
凄い素敵だったけど…黒も素敵だよね
あ、見て、杏寿郎、下下、下見て」

あのショーの特別な
演出なのかと思って居たら

前に来た時には無かった
鯉の色が変わる演出は
ここのエリアの演出に
追加されていた物だった様で

この新しい演出は
今月から解禁になった物だと

アクアトピアの館長さんが言っていて

この…新しい演出に合うドレスをと
マリエ・エトウに依頼したのだそうで

その…金色の鯉が泳ぐ中での
写真撮影が行われていて

月城の背後のスクリーンには
真っ白の金魚が映し出されていて

月城のドレスとの対比が美しいし

息を飲むような…そんなインパクトがある

「もう、このまま動画…撮って
新しいCMにしちゃえばいいのに」

そう奥さんが言うと

「今回は、画像だけと思ってましたが…ッ。
確かに…あの…ドレスを…ここまで
イメージ通りに着こなして下さる
モデルさんは早々おりませんでしょうな」

新しいあのドレスをメインにした
CMをうちの企画であのふたりを
モデルにして是非お願いしたいと
館長さんが言って来て