
第119章 夫婦でおもてなしをしよう!前編 お相手:煉獄杏寿郎 現代パロ

その指さす先にある
見覚えがある建物は
自分が奥さんと結婚式を挙げた
「アクアトピア…か…」
「はい、そうなんです。
私は…あのCMを観て、研修の時に
煉獄さんにお会いできるのを
楽しみにしておりましたので、
みくりちゃんに、私がお願いをしたんです」
そう月城が少し恥ずかしそうにしながら
あの丁度1年前に撮影をした
アクアトピアでのCMの話をして来て
「今は俺がしてたそっち系の仕事は、
竈門少年…じゃなかった、炭治郎に
引き継いで貰ててな。俺は今は
中条市のPR動画の作成とか、
企画の方をメインにしてる…んだが…」
「そうだよ、杏寿郎とは
沢山、お仕事で結婚式したもんね~。
雅ちゃんがね、どうしても
アクアトピアに行きたいって言ってたの
けどね、今日はイベント日だから
一般の入場の受付してなくてさ…」
「ん?そうなのか?だったら…
アクアトピアには行けないんじゃ…」
今日はイベントを
アクアトピアでしているらしく
一般客の入場は制限されているらしい
「事前予約でも…ダメなのか?」
「ある条件を満たしてないとダメなの、
本当は雅ちゃんと、錆兎さんは
当日券でも入れるけど、
私と杏寿郎は…本当ならね、
実は、入れない日なんだよ、今日は」
月城さんと錆兎が良くて
俺と奥さんがダメ??
「今は何月でしょうか?」
「今は6月だが…それがどうしたんだ?」
「アクアトピアで、6月のね
ジューンブライドの時期に合わせて
初めてのブライダルフェアを、
うちの会社がやる事になったんだって。
杏寿郎…知らないの?
炭治郎君がリーダーしてる案件だよ?」
「いや、もう…そっちは…
炭治郎に任せてるからな…俺は
全くのノータッチだからな…」
奥さんからそう説明をされて
今日は…アクアトピアは…イベント日で
その今日行われているイベントと言うのは
アクアトピア初の…
大掛かりなブライダルフェアなのだそうだ
そしてそのプロジェクトは
うちの二田の会社が担当していて
炭治郎が扱っている話らしい
「じゃあ、俺と奥さんは
アクアトピアに入れないんじゃ…ないのか?」
「ああ、それ?それは大丈夫…
だって、私も杏寿郎も一応
同じ会社の職員だしさ…。
ちゃんとアクアトピアの館長さんにも
話は通してあるから、それに、
この話なんだけどね、裏アリだったりして」
