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【ハイキュー】 続・波長 【孤爪研磨】

第11章 ラングラー


ー研磨sideー









「まずはメシ食おーで!」










治くんが嬉しそうに言う。
そうとなってくると穂波と治くんはどこか小さな店のオーナー夫婦みたいな佇まいを出して、
わいわいと、でも割合穏やかにご飯の話に花が咲いてる。










「………」

「あの2人に任せてたら間違いないね」

「だな! 俺らはじゃあテント張っちゃおっか」

「研磨くんらはどんな感じ? 車中泊がどうとか言ってなかったっけ」

「あ、うん。 今回はタープだけ」

「今回は。 研磨くんってほんとなんか…」

「………」

「まぁいいわ。 一緒にやればいいよね?」

「…ん」










今回は、って言ってておれも自分で思った。

次はテントもありかもとか思ってるおれが普通にいるんだなって。

片付けとかめんどくさそうだから、
ちゃんと寝れるし車中泊で十分って思うんだけど。

でもなんか、そう思ってるみたい。










「ここで作り出してもええ?」











海が見えるとこにある2つの区画を借りて、一台ずつ車を停めて。
おれらが車から荷物出してこの辺かな、とか言いながら広げてると、
治くんが大きな声で聞いてきて。その隣で穂波が両手を振ってて。

なんかもう… いちいちかわいくってやばい。











「はぁ…」

「何そのあからさまなため息」

「かわいすぎる……」

「オッホ…… 研磨くん、まじでそんな感じなん? やば、ウケる」

「………」

「でもまぁ、確かに、かわいい」











カットソー生地の墨色のワンピースにスニーカーとキャップ。
普通にカジュアルな格好。
下は水着着てるけど、多分、海行く前はもっと乾きやすい薄手のワンピース羽織るんだろ。
背中がみえる、あれ。










ていうか昨日、花柄のサーフスーツ?
長袖の水着みたいなのかわいかったし、黒い水着もかわいかった。

あー…だめだ、なんか昨日とは違った感じで、
かなりあっさい感じでバカになる…












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