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【ハイキュー】 続・波長 【孤爪研磨】

第6章 リレー


ー月島sideー







今朝、普通に手を繋ぐことを言及したり。

今も、花束を穂波さんらしいと淡々と言葉にしてのけたり。








孤爪さんって、こんな感じなのか。
今まであまり、穂波さんといる孤爪さんと居たことがなかったことに気付く。

穂波さんは相変わらず、
この人といるだけで他の時と比べ物にならないくらいかわいい顔をするし。

孤爪さんはあくまでもそのままの調子で、
決して猫撫で声など出すこともなく、
逆にカッコつけることもなく。

淡々と、穂波さんにデレてる。







…なにこの人たち。







天然たらしと天然のテクニシャンがくっついた
天然バカップル……







「な、な、なんで穂波ちゃんさっきからそんな顔してんだ!?」

『…? わたしにやけてる? 変な顔してる?』

「いやっ 変とかそう言うんじゃねーけど! なんつーかその…」

「かわいい、っつーんだよ、そういう時。んなことも知らねーのか日向は」

「はっ!?なにいきなり言い出してんだよ影山!
コミュ力も語彙力も残念なお前に言われたくねーし!」

「…あ"? 穂波さんと前東京駅でメシ食ってた時にそういう話になったんだよ。
こういう顔してて… こういうの、かわいいって言うんだよ …かわいいっす、穂波さん」

『………』







こっちにも天然でぶっこんでくる単細胞がいるし。
穂波さんは、すっごい照れてるし。








『…ん、ありがと、影山くん』

「ぅす」

「おい!なんだよ!なんでそうなるんだよ、俺が喋ってたのに!」

「うっせーんだよ、このボゲが」

「穂波ちゃん、でもほんとかわいい。
どんどんかわいくなるよね、ね、ツッキー?昨日もその話してたんだよね」

「は!?山口なに言ってんの? こんなとこでやめてよね」

「…あ、ごめん、ツッキー」

「なーに言ってんだよ!月島、いまさらだっての!
お前の顔にはもうずっと、穂波ちゃんかわいいって書いてあるっつーの、去年から!」

「…ちょっと田中さん、やめてください」






それは事実だし、
僕がそう思ってることは本人にも伝わってる。

けど別に、こんな人前で言う必要のあることじゃない。









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