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【ハイキュー】 続・波長 【孤爪研磨】

第5章 hotdogs, layer cakes & parfeit


ー白布sideー








『白布くん、そろそろ起きる?』








1時間半くらいしたとこで穂波の声が耳に入ってくる。



…そうだ、早くに目が覚めたから二度寝したのか、俺。
こいつ抱いてるとすげーよく寝れるし、寝起きもいいのは気持ちの問題なのか?









「…ん、起きるわ」

『うん』

「穂波、シャワーは?汗かいてんじゃね?」

『わたしは、すぐ海入るしいいよ。そんなに汗だくってわけでもないし』

「…それもそっか、じゃあお俺シャワー浴びてくるわ」








それだけ話して、
穂波の額にキスを落とした。

…このくらい、この際良いにしてくれ。









『…ん』

「………」

『え?』

「は?」

『いや、お風呂いかないのかな…って…』

「あぁ… 行くけど。 その反応、ずるいなーって見てた」








なに!?とかそういう反応なしで、静かに驚いて静かに照れてる。
なにこいつ、ほんと、いちいちずるいんだよ。









『…ん』

「………はぁ、行くわ。行くよ」









すっげ、後ろ髪引かれるけど。
シャワー浴びてこよ。

俺が母さんに車で送ってもらうタイミングで、穂波も家を出て。
サーフィンにいく穂波の親にピックアップしてもらうって言ってた。

いつもはもっと早く出てるんだろうけど、
…って多分、今日穂波が起きた時間くらい?
でもまぁ、こういう流れになったし穂波に合わせた時間にしたんだろう。








穂波と海にまた行きたい、と俺も思う。
海なんて別にもう行きたいだなんて思うことなかったけど。

穂波に出会ったのは海だし。
こいつには、何でか人を外に出たいって気にさせる何かがあるように思う。

それは俺も海で遊びたいっていうんじゃなくて。

海にいる穂波を見てたいな、と思わせるというか。







…まぁ、そんな感じ。











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