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【ハイキュー】 続・波長 【孤爪研磨】

第5章 hotdogs, layer cakes & parfeit


ー白布sideー







「お布団、賢二郎の部屋にあげておいたから〜♡」








………。









「は!?お前馬鹿だろ」

「母親に向かってお前とは何ですか」

「…いや、もうその言葉、力持たねーから」








浮かれるにも程があるだろ。
高校生の男の部屋に彼女じゃない女子を寝かせるか?









「賢二郎がなにかしちゃうっていうならお部屋分けるけど…
一緒の方がせっかくだしわくわくするかなぁって どう?穂波ちゃん」

『え?あ、わたしは… うん、どちらでも』

「いやお前なぁ……」








はぁ……もうめんどくせーわ。








「じゃあまぁそれでいいわ。俺もう部屋上がるけど穂波は?」

『あ、うん、じゃあわたしもいく』








バス降りてその足で銭湯に行ってきた。
穂波は実家に置いとこうと思って鞄に入れといた俺の服を着てる。
だからもう寝るだけって状態。









「なんか観る?動画とか」

『なんかおすすめあったら見よっか、っていうかスケボーできなかったなー』

「あー、俺が興味あるって言ってたからもってきたの?」

『うん、できるかなーとか、ぼんやり思ってたけどまぁ普通に無理だよね、時間的に』

「…そっか、またしよう。市内になんかあるみたいだし」

『パーク?』

「パーク?なんか市の、そういう施設」

『へー!市の施設があるんだーいいねぇ、行こう行こう。きっと行こうね』

「おぅ。 アニメとか観る?」

『お。おすすめある?』

「進撃の巨人っての、寮で五色とかが観てて。俺もみてる」

『わー… 面白い?』

「気になる感じ。今後の展開が」

『へー… 今日それね、一緒に観ようって約束した人がいるからやめとく。
でも観たら一報入れるね、話そ! すごいね、同じ日に勧められるなんて、面白いんだね』

「烏野のやつ?」

『うん、でも一緒にみるのは研磨くんだよ』

「そっか、ならよかった」

『…?』








彼氏にはもやっととかする理由もないし全然しないけど、
そうじゃないおそらく穂波に好意を抱いてるんだろうってやつには少々、
もやもやした感情を感じる。  …これは普通のこと、だよな、多分。
















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