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アイオライト [気象系BL]

第2章 入社 初日 その後...


-松本side-

相葉さん達がキッチンブースに進み始めたと同時に
俺たちは案内される前に物をしまったロッカーに向かう

ニ「1人1つロッカーがあるなんてほんと便利」

「ロッカー自体大きいしな」

ニ「お弁当何入ってるの?」

「えっと...ハンバーグと....」

大学進学を機に実家を出た俺たちは
各々アパートを借りるよりはと、2人でシェアハウスを
する事にした

元々幼馴染で家は隣だったし
互いの家を行き来してたものだからシェアハウス自体は
自然な流れだった
俺が家事をやるのが好きって事で今日なんかは2人分の
お弁当を作って来た

ニ「ハンバーグ? やった」

「そんな大きいものじゃないよ?」

ニ「大きさどうこうじゃないの! 潤くんが作ったハンバーグってだけでめちゃ美味しいんだから」

「ふふっ ありがと」

ニ「それより潤くんどうかしたの?」

「なにが?」

ニ「櫻井さんと話してる時いつもの表情と違ったからさ」

「そう? 僕変な顔になってた?」

表情なんて気にしてなかったかも...

ニ「ふふっ 潤くん」

「ん?」

ニ「一人称戻ってるよ」

「へ?...あ..」

ニ「まぁそれだけ櫻井さんを前に素になれてたって事じゃない?」

子供の頃からの癖で気を抜くと一人称が "僕" に戻ってしまう
高校生の時僕なんて子供っぽいよと誰かに言われて
意識的に "俺" と言うようになった
今も気を抜くと戻りがちになってしまうけど...
特にアルコールで酔ったりすると僕になってしまうらしい

ニ「潤くん? 早く行こ?」

お弁当を片手に首を傾げるニノは可愛い
こういう人が僕なんて日常的に使うと可愛いんだろうけど...
生憎僕は可愛くなんてない...

ニ「潤くん?」

「...ん?....あっ...行こっか..」

沈みかけてた気持ちを慌てて浮上させて
お弁当を手に持つとニノと一緒にキッチンブースに向かう

櫻「お、来たな、潤こっちおいで」

櫻井さんに手招きをされて櫻井さんの隣の席に腰掛ける
大野さんと相葉さんはエプロンを身につけて料理をしてるみたいだ
手伝った方がいいのかな...?
お弁当を机に置くとキッチンに立つ2人のもとへと行った
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