• テキストサイズ

アイオライト [気象系BL]

第1章 入社と出会い


-櫻井side-

キラキラした瞳で見つめられて余計な事まで
話してしまった...
マジでどうしよう...

「誓って会社に連れ込んだりとかしてないし もう3人とも遊びなんてしないって心に誓ったんだ...言い訳がましいかもしれないけど....信じてくれる?」

潤「もちろんです...でも..相葉さんと大野さんはまだしも...櫻井さんまで辞める必要あるんですか?」

「え?」

何を言い出すかと思えば...
呆気にとられていると潤がグイッと顔を俺の耳に近付けて来て
内緒話でもするかのように話してきた

潤「相葉さんは風間さんが...大野さんはニノが..好きなんですよね...?」

「..っ.....」

これは厄介だぞ...
自分の事については無頓着で鈍いのに
周りには鋭い....

「俺もね...初めて本気で好きな人....出来たんだ....」

潤「初めて...?」

「うん その人だけはさ今までと違うんだ」

それはお前だよ...なんてとてもじゃないけど今は言えないような
思いを乗せて潤への想いを口にした

「その人だけはなぜか....違うんだよね..上手く言えないけど.....」

自嘲気味に本心を言うと興味深そうに潤が頷いた

潤「きっと素敵な方なんでしょうね」

ふわっと笑った潤の笑みにどこか憂さが滲んで見えたのは気のせいだろうか

雅「なになにっ? 何話してたの?」

「なんでもねぇよ... お前は早くフロアの説明しとけって」

雅「...してるのに..2人がいちゃついてるからでしょ?」

潤「いちゃついてなんかないですよっ」

そんなハッキリ否定されると傷付くんだけど..

それからしばらく経って雅紀始動の第一営業ツアーは
一旦終了となった

智「もうこんな時間かぁ...」

雅「今から仕事してもいいけど... お昼食べてもいいよねぇ...」

なんて言いながら雅紀と智くんが俺を伺ってくる
...なんだよ....こう言う時だけ決定権委ねるなんてずりぃぞ..

まぁ今から仕事に取りかかった所で
中途半端に昼休憩になりそうだしな..

「いいんじゃね?」

雅「やった!!」

智「じゃあ早速キッチンブースに行こっか 和はお昼持って来てたりする?」

ニ「はい」

「潤も?」

潤「お弁当持って来てます」

雅「じゃあ俺たちキッチンブースに先行ってるね」
/ 19ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp