第5章 初夜...?
-大野side-
櫻「じゃ電気消すぞー」
翔くんがそう言って電気を消した
こういう時の運はあんま無かったけど今日は違ったみたいだなぁ
これなら朝一萌歌ちゃんの寝顔が観れるかも...
なんて緩む頬を隠しながら眠ろうとすると..
〜ぎゅっ〜
腕に何かが絡み付いてきた
こっちの布団は萌歌ちゃんがいるはず..
萌「ご,ごめ..なさっ」
その腕は震えているように感じる
「萌歌ちゃん? 落ち着いて? どうかしたの?」
櫻「どうした?」
俺たちに気づいた翔くんがこっちに来てくれた
「なんか急にぎゅってされて... 腕も震えてるし..何かあった?萌歌ちゃん」
萌「あ,の 私暗いのが...ダメで.. いつも枕とか握って耐えてたんですけど...」
櫻「そっか 枕今日ないもんね」
枕が1つ足りなかったからみんななしで寝ようってなったんだっけ
「ぎゅってしたり,されたりすると落ち着くのね?」
萌「はい ごめん..なさっ」
「じゃあ今日は俺と翔ちゃんでぎゅってしてあげる」
萌「えっ」
涙目の萌歌ちゃんが俺の顔と翔ちゃんの顔を交互に見やる
櫻「うん そうしようか あったかいしね」
萌「でも...」
何か言おうとした萌歌ちゃんを腕の中に引き寄せる
それを見た翔ちゃんも萌歌ちゃんを後ろからハグするように包み込む
それでも萌歌ちゃんは微かに震えてた
「萌歌ちゃん?」
萌「な,んでしょう?」
「今日さニノと松潤に耳舐められたの? それに相葉ちゃんにも甘噛みされてたし...」
櫻「甘噛み? 相葉くんが?」
「うん してたよね?」
萌歌ちゃんは無言でコクッとうなずく
きっと今頃顔真っ赤なんだろうなぁ
意地悪したくなっちゃうじゃん
「妬いちゃうなぁ」
萌「妬いちゃう...?」
「俺が一番最初に仲良くなったのに.. 相葉ちゃんの代わりに俺がお仕置きしてあげよっか?」