• テキストサイズ

空翔る龍に恋をして

第1章 出会い


「ディアちゃん。」


「ついでに、この子にも自由に生きるよう言ってやってくれないかい。」


ギガンがジェハにそう言うと、ディアが口を開いた。


『あたしは、自分の意志でっ!』


「恩返しなんていらないよ。いつまでも馬鹿な事言ってないで、恋の一つや二つしておいで。そうすりゃ何が幸せか分かるさ。」


ポンとディアの肩を優しく叩くとギガンは去って行った。


「恩返しって?」


グッと拳を握り俯くディアに、ジェハが優しく声をかける。


『、、小さい頃に両親が死んでから、船長が面倒を見てくれたの。父がこの船に乗ってたから。』


「そうだったんだ。それでギガン船長の為に戦いたいと?」


ジェハの問いかけに、ディアはコクンと頷いた。



/ 65ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp