第1章 O→N
半分本気半分冗談で、言ってみた。
「ねぇ、だめ?(笑)」
『………………えっ?(笑)』
「欲しくなったんだって、だめ?」
『いや(笑)だめも何も、私男ですけど…』
いいや、いっちまえ。
ちゅっ
軽くキスして、ふふっと笑った。
ニノは、目を丸くしてポカンとしている。
今度はもっと長く、優しくキスした。
ついばみながら、唇を軽く舐めてみた。
ニノの身体が少しだけピクッと動いた。
チュッ………
舌を入れると、ニノから吐息が漏れ始めた。
『あっ、はッ……』
可愛らしい吐息に俺の理性は全部崩れた。