皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】
第54章 夢中になって 【サボ】
私の部屋のドアに背中をつけ、待ち伏せされていた。
「どう…したんですか?参謀総長。」
サボ「それ、やめろ。敬語も。」
「なぜですか?参謀総長なのに。」
ニコニコと作り笑顔を見せる。
サボ「…別れたくない…。ほんとに…悪かった…。」
「っ…。」
サボ「…やっとわかった。2人で出かけるのが、2人で楽しそうに話しているのが…どれだけ辛いか…。」
「……もう…遅いよ…。そこどいて、出かけないと」
サボ「嫌だ。」
私に近づいてきて優しく抱きしめた。
「!…」(あぁ…やばい……久しぶりの…サボのぬくもり…。)