皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】
第50章 怒らない人 【黄猿(ボルサリーノ)】
*
「す、すみませんっ…!」
「うわあ!ごめんなさいい!!」
「すみませんっ!!」
最初の任務から半年たった今。まだ私は失敗だらけ……。
「あ、あの……すみません…でした…。」(今度こそ…クビにされる…。)
ボルサリーノ「…君さぁ〜。」
「!…は、はいっ…。」
ボルサリーノ「…わっしの下で修行してみるかい?」
「!…へっ…?」
ボルサリーノ「その方が、任務も上手くいくと思うんだよね〜。」
「…い、いいんですか…?」
ボルサリーノ「うん〜。じゃ、これ報告書だよ〜。書き終わったら、またおいで〜?」
「は、はい…。」(怒られない…?)
*
海兵A「ボルサリーノさん…なぜかあの人にだけ甘くないか?」
海兵B「あぁ…怒ってるところ…みたことねぇ…。」
ボルサリーノ「♪〜」
海兵A「!…お、お疲れ様です!!」
海兵B「お疲れ様です!!」
彼にとって”あの子”は少しだけ気になってる人。
怒らない人 Fin