皆に溺愛されている件について 【ONEPIECE 短編集】
第50章 怒らない人 【黄猿(ボルサリーノ)】
「…へ…っ…?」
顔を上げ、なんとも間抜けな声が出てしまった。
ボルサリーノ「ん〜?」
「お、怒らないんですか…?」
ボルサリーノ「ん〜、怒られたいのかい〜?」
「!…い、いえ…。」
ボルサリーノ「初めての任務だし仕方ないよ〜。次からは気をつけてねぇ〜?」
「!…は、はいっ…失礼します…!」
私は報告書を受け取り、急いで彼の部屋を出た。
「…はぁ〜。」(良かったあ…。)
危うくクビになるところだった…。