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少年誌系ごちゃ混ぜ短編 R18

第15章 高嶺の藤に手を伸ばす$ 炭治郎裏夢


「私は、鬼と言えども半端者なのです。人の血肉を喰らわず、性を喰らう」



性を喰らう?


炭治郎が首を捻る。



それもそうだろう。

炭治郎の様に少年に近い年頃なら、尚のこと。


恋人も居なければ、恋愛もまだかもしれない。



「炭治郎君。私は君が思うほど純粋ではないし、綺麗でもないの。私が鬼殺隊にいるのは食事のためよ」

「食事……」

「普通の鬼が飢餓状態になって人を喰らうように、私は人の性を喰らう。でもね、私の体質は鬼としては異質」



ふうと那岐が一息吐く。

何か思案している様子だ。



「私にとっては鬼殺隊が遊郭と言えば分かりやすいかしら?」



鬼殺隊が遊郭…?

遊郭は男性が女性を買う場所で。
それなら那岐さんは……



「ただし、決まりがあるの。闇雲に性行為を行ってはいけない。私が食事をするのは相手が傷を負って居るときだけ」

「傷?」

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