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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第48章 最後の合宿





練習が終わり、選手たちはお風呂で汗を流してから夕飯ということで大広間に集まり部員が全員いるか確認する


「つかれた~早くご飯かお菓子食べた~い」

「メシまだか?」

「すぐ来ますよ」

『お疲れ、練習はどうだった?』

「いつもの倍は疲れたっスね~」

「黒子なんか寝ていたのだよ」

「寝てません。倒れてただけてす」

「どっちも変わんねえだろ」

「お腹すいた~」

『もう少し待ってて』


全員揃ったことを確認し、征十郎に合図を送れば食事の挨拶が始まる

人数が多く大変騒がしいが席についてご飯を食べようとしたところ、空席の横に座るさつきが待ってていてくれたのか手を付けずこちらに小さく手を振っていた


『ごめん待ってた?』

「ううん!名前ちゃん、私の仕事は全部終わったけどまだ何かある?」

『もう特になしかな。後はあたしに任せてよ』

「うん!分かった」

「そう言えば2人とも、練習中居なかったっスけど、どこ居たんスか?」

『んーと、色々準備してた』

「準備って、肝試しのか?」

『さあねー』


曖昧な回答をして手を合わせてからご飯を食べ進めていると、ブロッコリーと大輝が睨めっこを始める

どうするのかと考えていると、横に座るテツヤに交換を持ち掛けた


「テツ、ブロッコリーやるからハンバーグくれ」

「自分のがまだ残ってますよね」

「じゃあ全部食ったらいいのか!?」

「そういう問題じゃないのだよ。自分のから食べろ青峰」

『ほんとだよ。落ち着いて食べて』

「名前っち、お母さんみたいっスね」

『聖母なんでしょ。はいはい』

「となると、赤司君がお父さんになりますね」

「へぇ…奥さんか」

『征十郎は弟みたいなもんだけどな』

「やだー!名前っちの旦那さんはオレがいい!」

「黄瀬、うるさいのだよ」


食べている最中なのに体を振られ食事を食べられず困っていると、その隙に涼太の皿からハンバーグを1切れ大輝が奪う

もういいかと指摘せずに賑やかな食事を終えると、部員たちも食べ終えたころで話す声がだんだん大きくなってきた





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