第27章 艷仁知をしよう
女子は内装と髪型にこだわり、男子は力仕事を行っている
その髪型のこだわりのために整髪料を買いに行きたいそうだがなんせ詳しい人がいないし、そんな暇ないと揉めているようだった
『…涼太、ヘアワックスとか買いに行こうか』
「そ、それはつまりデートっスか!?」
『ねー涼太ならモデルで詳しいし連れてって良いー!?』
そういうと一部の女子からぎらついた目で見られたが、すぐに「いいよー!」と返事が返ってきた
一瞬のあの視線が怖くて変な汗をかいたが、買うものリストとお金を実行委員の子からもらって、涼太と一緒に歩き出す
「放課後の部活に間に合うと良いっスねー」
『間に合わなかったら虹村先輩に怒られるだけだよ』
「それはいやっス」
『まあそれまでには間に合うでしょ』
「最悪名前っち担いで帰る!」
『目立つからやめて』
そこからよく分からない会話をしながら涼太に案内されて整髪料が膨大な種類が売っているお店に辿り着く
『…どれが良いのかな』
「そうっスねー。オレのおすすめはー…」
涼太から説明を受けるが説明が右から左へ通り抜けていく
『…涼太がオススメのやつで良いや』
「じゃあこれっスかね!」
『あとはヘアスプレーとかかな…』
「ヘアスプレーはこれが良いっスよ!崩れにくいんで!」
その知識深さを勉強に生かすことはできないのかと思いながら、彼の女子力が絶対あたしよりも高い気がしてなんだか敗北感を感じる
『…あとヘアゴムとヘアピンとかを大量に』
「それなら100均の方が安く済むんじゃないスか?」
『確かに。行く?』
「もちろんっス!」
その後歩いてすぐのところにある100均に向かい、必要そうなものと追加で買ってきてほしいと連絡来たものを購入し買い出しは終了する