• テキストサイズ

【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《1》

第15章 交流戦





「なんで苗字ができんのにさつきはできねえんだよ…」

『おいそれあたしに失礼なんだけど』

「思えば名前は幼い頃から料理が上手だったね」

『普通だと思うけど』

「…コンビニ行ってくるわ」

「早くもどれよ」


弁当を食べれない青峰は仕方なくコンビニへ行くらしい
その途中にしょんぼり沈み気味のテツヤの髪をワシャワシャと撫でた


「元気出せってテツ!まだもう1試合あんだ、次で挽回すりゃいーさ。な、苗字」

『え、うん。なんのためにあたしがテツヤに1軍で待ってると言ったと思ってんの?期待してるからだよ』

「そうですね……がんばります」


そう言った彼だが昇格戦のようなや覇気はなく、少し元気もなさそうだ

だがこの後青峰によって再びチャンスをもらえて、それを掴めると知っている。気にせず自分が作ったお弁当を食べ進める


「美味しかったよ。ありがとう」

『いーえ、お口に合って良かったです』


食後のお茶を飲みながら何かを考え込ながらテツヤの方を見る征十郎。もちろん考えてることも知ってるけども

お弁当を食べ終わり片付けた紫原が「あれー?」と声を上げ誰かの財布を見つける。先ほどコンビニにお弁当を買いに行った彼のものだ


「これ峰ちんのサイフじゃね?」

「何をしに行ったのだよあいつは…」

「あの…ボクが届けてきましょうか?」

「ん?じゃーよろしくー」

「わ」


紫原が急に財布を投げたがとっさに反応出来なかったテツヤは対応しきれず地面に落ちてしまう


「急に投げないでください」

「えーそっちがトロいんでしょ~~?」


彼らのやり取りを見て何かに気が付いた征十郎。もちろんここで気づかなかったら征十郎じゃないだろう


「名前」

『ん?』

「黒子君は、オレらと違うのか…」

『いきなり同じだったらびっくりするよー』


あたしの言葉にバッとこちらを向き目を見開く

本当に彼は頭がいいなあと思いながら彼を見ていると、フッと笑う


「名前は、何でも知っているみたいだね」

『えーそんなことないんだけどなー』







/ 704ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp