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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第45章 里帰り$


「あの、すみません。冨岡さん、お風呂と片付けありがとうございました。あと、その…今日は何故、私と目を合わせてくれないんですか?」

「………俺も分からない」



冨岡の思いもよらない返事に驚いてしまう。



「え?」

「お前の顔をしっかりと見られない」



表情が乏しいと言われる彼だが、こうして見るとやはり年相応に悩める青年なのだと自覚する。



「冨岡さん、あの…何か、私に言いたいことや、聞きたいことがあるんですか?」

「………ある」

「はい。ちゃんと聞きますから、教えて下さい」



お互いの鼓動が聞こえる。

冨岡さんの心音が早鐘を打っているようだ。



「何故。師範だけ、名前で呼ぶんだ?」

「へ?」



もしかして、それはもしかするのですか?


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