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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第40章 隠としての素質


「いつもの冨岡さんじゃなくて、怖かったです…」

「済まん…」



このドス黒い感情に押し潰されそうだった。



「私は貴方だから好きになったんです…それだけは…忘れないで下さい…」

「そう言えば、何が決め手だったんだ?」

「はい?」

「俺を選んだ理由…」



初めて貴方に会った日に少年の様に求められて、あの日その瞳に恋をしたなんて……



「……内緒です」

「は?」

「冨岡さんはどうして私だったんですか?」

「………初めて…」

「はい?」

「月光に照らされたお前が消え入りそうなほど綺麗だったから…」



誰かを綺麗だと思ったのは初めてだった。



「//////」



ぽすっと、冨岡の胸に頭を預ける。



「冨岡さん、大好きです」



ちゅっと白藤から冨岡の頬に口付ける。


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