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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第23章 芸術作品$


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「杏寿郎様!!」

「君は出てくるな、この鬼は俺が対処する!!」


煉獄が前に出て鬼が何処にいるか、辺りを警戒する。


ことり。

白藤の足元に壺が転がる。



ヒョッヒョ、また餌が自らやって来た。

この娘、鬼のようだが、鬼狩りと行動を共にしておる。



実に気に食わぬ!!



だが、鬼狩りのあの様子。

余程この娘を気にかけている。


それに喰うには惜しい美貌だ。

そうだ、この娘を我が作品に!!



ごぷ。


足元の壺から液体が零れ出し、白藤の足元に触れる。


ぬちゃ。



「!!」



何、この粘液。

気持ちが悪い。



ゾクッ。



何これ、麻痺毒?

ダメだ、視界が回る。


ぐらっ。



「っ……」



杏寿郎様……


声も出せぬまま、白藤はその場に倒れ込む。


音がしなかったのは、玉壺が白藤の足元の壺に移動して、彼女を捕まえたからだ。



「ヒョッヒョ。これは極上の素材。どうしてくれようか、まずは…」

「その人、どうするつもり?」

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