第22章 藤の花の屋敷の非日常$(不死川裏夢)
擦り付ける際に、張形が幸のささやかな茂みに隠されていた小さな蕾に当たる。
「ひゃう……!!///」
一際強い快感に身体が震える。
何か分からなくて、でもそれが痺れるほどに強い快感で。
おずおずと再び淫らに腰を揺らしながら、張形に秘所を擦り付ける。
前後に動かし、再び蕾に当たると、星が飛ぶような快感に夢中になっていく。
「何、これぇ……ひゃ……止まん、ない……!!」
ヘコヘコと腰を揺らし、秘所からはダラダラと愛液が零れ出していく。
月明かりに照らされて、水音と嬌声が部屋中に響いて、これ以上ないくらいに興奮する幸。
「はぁ……もっとぉ……!!」
刺激を強めながら、張形を動かす速度を早めた時、幸は初めて達した。
慣れない快感の余韻に浸りながら、身体を休めていると、襖が開いた。
そこにいた隊士を見て、幸は唇に弧を描く。
再びの快感に期待して、身体が疼く。
先程まで藤姫を相手にしていた彼を自ら部屋に引き入れて、幸はその日、不死川に初めてを捧げ、淫らに腰を振り続けた。
ー了ー