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鬼滅の刃R18 藤の花嫁(冨岡夢)

第80章 家族の形$ 其の二


肩周りを解しながら伸びをする。



「ふう。少し休憩しましょうか」



私室の為他者の返事はない、それでも彼女には返事が聞こえている様な気がするのだ。


すぐ横で亡き姉が『頑張りすぎよ』と頬を膨らませている気さえする。


本当に、ここに居ないと分かっていても、私はまだ時折こうして姉の影を追ってしまう。



「しのぶ様、失礼しても宜しいでしょうか?」



アオイの声で我に返り、しのぶは私室の扉を開けた。



「よっ!」

「…………」



アオイの横で火男面の男が右手を上げて陽気に声掛けしてくる。


さすがに呆気に取られてしまい、しのぶは状況を理解するために数秒かかってしまった。



「アオイ、これはどういう経緯かしら?」



そしてその矛先がアオイに向けられるのであった。


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