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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第76章 契りて繋がる縁たち$(冨岡裏)


「いや、そういう…訳では……」



初笑顔という急なイケメンオーラが眩しいだけとは言えない。



「とにかく!祝言だろ!!もう二組とも同じ日に挙げちまったらどうだ?」



空気を変えてくれたのは、宇髄の発言だった。


やはり彼は頼りになる男だと伊黒が顔を上げた時だった。



「一緒に挙げちゃって良いの!!白藤ちゃんと!?嬉しい!!ね、伊黒さん!!」

「へぶっ!!」



嬉しさ満開の甘露寺に抱きつかれて、乳房で窒息した。



「甘露寺さん、落ち着いてください」

「しのぶちゃん」

「未来の旦那さんが気絶してますよ」

「え?伊黒さーん!!」

「この先大丈夫かよォ、コイツ」

「絶対尻に敷かれるよな」

「いや、乳に敷かれるだろう!!」

「「上手いこと言うな」」


と、そんなこんなで、バタバタとした柱合会議は終わりを告げ、同じ日に伊黒と甘露寺も祝言を挙げる段取りが付いたのだ。



$$$



「義勇さん。お帰りなさい」

「ただいま」


藤の屋敷で白藤が出迎えてくれる。


それだけで嬉しい。


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