• テキストサイズ

鬼滅の刃R18 藤の花嫁(冨岡夢)

第72章 乞い願う、光を求めて


鬼舞辻は、白藤さんの……


俺は、無惨を……




『どうした?殺さぬのか?』

「俺は……」

『情に絆されて、敵を殺せなくなったのか…?』

「違う!俺は……」



反論しようとして、声が喉の奥につっかえて出てこない。



『まぁいい。強くなって鬼を殺して、それからお前はどうする?』

「え?」

『鬼の居なくなった世界で、お前はどうやって生きていくのだ?』



そうだ、『鬼』の居なくなった世界に、果たして『彼女』は居るのだろうか。



『何を望む……?』

「俺は無惨が憎くて堪らない……けど、無惨を殺して白藤さんを失うのは……耐えられない……」

『どう、したい……?』


/ 1981ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp