• テキストサイズ

鬼滅の刃R18 藤の花嫁(冨岡夢)

第70章 咲くは朱なれど散るは白


「竈門少年!!君はそれで良いのか!鬼に身を落としてまで、君は何を望んだ!!」



煉獄の声は、それでも炭治郎に響かない。



「無駄だ、煉獄。そこを退け!!蛇の呼吸 弐ノ型 狭頭の毒牙!!」



伊黒が炭治郎に攻撃を仕掛けようとする。


ギャリィ。


伊黒の刀が回り込んできた影によって防がれる。


剣筋を読まれた……




「時透!邪魔立てするな!」

「伊黒さんこそ、何故そうまでして炭治郎を始末しようとしてるんですか!」

「奴は鬼に身を落とした。柱ならば!鬼を滅するのが道理だろう!!」




伊黒の主張は正しい。


ただ、時透と同様に戸惑う者達が多いのも事実である。

鬼となった者はたとえ味方といえど斬り伏せる。

それが鬼殺隊の決まりであった。


/ 1982ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp