第1章 花信風 滝澤 /平子
《オークション掃討作戦当日》
当日は、早朝から什造先輩のメイクと衣装を用意した。
…我ながら…、可愛さの塊の什造先輩をもっともっと可愛くしてしまった。
「…私、女の子辞めましょうかね…」
私が言うと、什造先輩は
「僕はが一番可愛いと思ってますよ?」
と、笑った。
堪らぬ可愛さ!!抱きしめた。
「什造先輩、私たちが合流するまで無茶は辞めてくださいね?
什造先輩に何かあったら私耐えれません」
「…はい、を悲しませたくないですから、約束です」
「…もう1回ハグしていいですか?」
「ふふ、はい、どうぞ」
什造先輩がどうが無事でありますように。
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什造先輩と六月三等はナッツクラッカーと合流し潜入には成功したようだ。
《突入》の合図。
《鈴屋班は鈴屋准特等と合流を目指せ》
「了解しました」
指示を受け什造先輩の元へ向かう。
先輩のクインケ〝ジェイソン〟は持ち込め無かったので早くお渡ししないといけない。
エントランス、中央棟を抜けて第二中央棟の中にある大ホールを目指す。