第7章 赤羽の猛攻
「でも、毒が体に入ってた時間が長いから、しばらくは安静にしてください」
「ん、わかった」
カカシがすずらんをしっかりと抱き上げる。
「なーんか、7班大集合だってばよ!」
嬉しそうにナルトが言う。
「ホントだネ」
「そういえばサスケくん!なんで!?」
みんなの視線がサスケに集まる。
「木の葉の里を狙ってる奴らがいるって、小耳に挟んで調査してたら、ここに辿り着いた」
いつも通り素っ気ないが、木の葉のためにサスケも動いてくれていたのだ。
「サスケくん、あの、ちょっとでも里に帰ってくる?」
期待を込めてサクラがサスケを見るが「いや、もう行く」とサスケがさっさと洞窟の外に歩いていってしまう。
「……だよね」
気落ちしてるサクラの肩をポンと叩いて、「さ、オレたちも帰ろう」と歩き出す。