第48章 陽光差す刻
尚も無惨の抵抗は続いており、今度は汽車の上に乗っかって汽車ごと隠たちを潰しにかかる。
これには隠らも慌て始めた。
「うわああ、乗っかってきた!!」
「どっ、どっ…どうする、どうする!?」
──ジャリッ
その直後、無惨の頸に鎖が絡まった。
悲「オオオオオ!!」
鎖の持ち主である悲鳴嶼と足のない彼を支える時透と隠や隊員が綱引きのように無惨の行く手を阻むべく懸命に引っ張る。
──ドォオオオン
悲鳴嶼たちのお陰で無惨はそのまま仰向けに倒れた。
その勢いもあり、ジュウゥッと無惨は皮膚を灼かれその痛みから『ギャアアア』と呻き声を上げる。
輝「塵になれ!!早く、早く灼けてしまえ!!」
輝(父上、母上、姉さん、神様…!!)
みんなの切なる思いが募る。
しかし、無惨がもぞもぞと動きが変わったことに悲鳴嶼がすぐさま勘づいた。
悲(土に…!!)
悲「地面に潜ろうとしてる!!攻撃して無惨の体力を削れー!!」
悲鳴嶼の声に力を振り絞り立ち上がる柱の面々。
彼らの中でも真っ先に攻撃を与えたのは傍にいた冨岡。
ー 水の呼吸 拾ノ型 生生流転 ー