第48章 陽光差す刻
そんな無惨へ珠世の言葉は続く。
珠「薬は4つですよ。3つの薬で弱った所に細胞破壊の薬が効き始める…。さぁ、お前の大嫌いな死がすぐそこまで来たぞ。お前を殺すためにお前より強くなる必要はない。お前を弱くすればいいだけの話。お前が生きるために手段を選ばないように、私も…“私達”もお前を殺すために手段を選ばない。」
そんな珠世の言葉を聞きながらも、無惨の脳内で思考が駆け巡っていた。
鬼(手しか取り込んでいないというのになんという執念…!!本来なら何の意味もない。赫刀での斬撃も、損傷も、私には効くはずがない。どの鬼狩りの赫刀もあの男には劣り、再生修復の疲労も私には蓄積しない。しかし、4種の薬がこれら全ての無駄な攻撃を極めて有効な攻撃として私の肉体を追い詰めている…この短時間であの女がこれ程の薬を作ることは予想出来なかった…。そしてこれは、童磨に使ったものとは全く異なる。私が初めて喰らうもの。分析・分解にも時を要する。)
──ピタッ
先ほどまで猛威を振るっていた無惨が突然、ピタリと動きを止めた。
無惨の動きが止まった理由を炭治郎は直ぐに理解した。
炭(動きが止まった!!珠世さんの薬だ!!きっとそうだ!!いける!!勝てる!!夜明けまでもう少し…!!)