第47章 竈門禰󠄀豆子
禰󠄀「ハァ、ハァ」
金魚に餌やりをしていたしのぶ。
し「見ますか??…金魚。」
当時、禰豆子のような鬼を受け入れられなかったにも関わらず、金魚を見せてくれた優しい彼女の姿。
禰󠄀「ハァ、ハァ、ハァ」
強く、優しい煉獄の背中。
遊郭で戦い終わった後、宇髄の毒を燃やしお礼を言われた時のこと。
刀鍛冶の里で出会った刀匠の人たち。
そこで出会った怖いけど、優しい玄弥。
笑顔が可愛くて、優しい甘露寺。
時透が自分を真似て同じように首を傾げている姿。
禰󠄀「ハァ、ハァ、ハァ」
──ズズッ
長かった爪が人間の爪へと戻る。
禰豆子はゆっくり息を整えながら立ち上がる。
──ドクンドクン
そんな禰豆子の記憶の先。
手を差し伸べ微笑む兄の姿。
炭「禰豆子。」
炭治郎に名を呼ばれた瞬間──…
──ドクン
バラバラに散らばっていた記憶の欠片が1つに繋がるのを感じた。
禰󠄀「うう…。」
その情報量で頭が割れそうになる。
炭「兄ちゃんが守る。何があっても…お前だけは。」
炭治郎の声に禰豆子はバッと顔をあげた。
禰󠄀(私は!!竈門禰豆子!!鬼に家族を、殺された…!!)
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