第46章 想いの連鎖
──ヒュンッヒュンッ
慌てて伊黒を払う無惨を今度は炭治郎の日の呼吸が追撃する。
──ボオッ
伊黒との連携により、何とか無惨の逃亡を阻止した炭治郎。
先ほど刀を投げていた際に拾った愈史郎の目を伊黒へ渡すため手を伸ばした。
炭「伊黒さん、これを受け取ってください!!鏑丸と視覚を共有して…!!」
そう言いかけた炭治郎の背後でゆらりと揺れる不気味な影。
──パギャッ
無惨を中心に割れる地面。
柱たちを払ったあの技が再び炭治郎たちを襲う。
炭「ゲホッ」
伊「ぐっ…ッ!!」
技で全てを相殺することが出来ず、負傷する2人。
その時、最悪の出来事が重なった。
炭(ああっ…紙が…!!)
ひらりと炭治郎の手からすり抜け、空へ舞う愈史郎の目。
けれど、無惨が場所を移動したこともあり、伊之助がばら蒔いていた紙はもう側に見当たらない。
一か八か。
炭治郎は咄嗟に叫んだ。
炭「伊黒さん!!大股3歩、右へ飛んで!!」
伊「!!」
炭治郎からの突然の指示。
それでも伊黒は直ぐに実行した。
──ダンッダンッダンッ
あの紙を手に入れさせたら厄介。