第46章 想いの連鎖
無「死に損ないが…返せ。」
──ギャガガガッ
両目が開けない状態でも、杏を抱えたまま何とか躱していく小芭内。
そんな彼へ炭治郎は再び口を開いた。
炭「伊黒さん、俺が援護して戦います!」
そんな炭治郎へ伊黒は再び反論した。
伊「俺は元々右目が弱視で殆ど見えなかった。お前の介添えなど必要ない。俺には鏑丸が付いてる。」
そう言いながら伊黒は鏑丸へ指示を仰いだ。
伊「鏑丸…。」
鏑「シャーッ!」
これまでも、鏑丸が伊黒の視覚を援護しながら戦っていたのだろう。
鏑丸の合図を頼りに伊黒は攻撃を躱していた。
鬼「!!」
その光景に思わず目を見張っていると伊黒の背後に無惨が迫っていた。
──ズギャガガガガッ
無惨が背後に迫っていると鏑丸に教えてもらっていた伊黒は上手く避ける。
それが気に入らなかったのか。
無惨は目の色を変え、伊黒へ攻撃を向けた。
炭「伊黒さん!!」
──ガヒュン
そんな無惨の目に飛び込んで来たのは鏑丸の姿。
鏑丸がシュルッと動いたその直後。
──ギャガガガッ
無惨の攻撃を一つ残らず技で相殺する伊黒。