第45章 繋がる記憶
脳裏に過る珠世の姿。
珠(原因はあの女に違いない。取り込んだ珠世の細胞に吐かせる。)
すると、無惨は取り込んだ珠世の一部の細胞を自身の体内で珠世の形に復元させた。
──ズズッ
鬼「お前は何をした??私に使った薬は人間返りではなかったのか??」
珠「お前に…使った薬は…人間に戻すもの…。それと…」
ぼんやりとした表情で、ぽつりぽつりと呟く珠世は急にニヤリと口角をあげた。
珠「言わない。無駄に増やした脳味噌使って考えたらどうだ??」
──グシャッ
珠世の挑発に、無惨は思わず珠世の細胞をひねり潰した。
そして、すぐに思考を切り替えた。
鬼(細胞に残る記憶を読む。)
少し時間がかかるため、出来れば使いたくなかったこの作業。
時間が惜しかった無惨はすぐさま細胞の記憶を読む作業に取りかかった。
──ズズッ
暫くすると、研究している人物らの姿が脳内に浮かび上がってきた。
そこには、顕微鏡を覗き込むしのぶの姿。
鬼(この女、人間か…。童磨を倒した毒使い…これは珠世の視点だな。……"随分と状況が変わった"と言っていたな。成程。共同研究か。)