第45章 繋がる記憶
──グワン、グワン
まるで世界が回ってるかの様な体感に襲われる。
炭(脳も心臓もぐるぐる動いてる。攻撃に押されて胴まで刃が届かない…!!速すぎる。肺を殴られてるみたいだ。四肢が引きちぎられるように痛い。心臓が破裂する。)
ぐるぐる回る思考。
炭(夜明けまであと1時間ある…。1時間……。)
──ガクン
膝に力が入らず、膝を付きかける。
炭「!!」
よろける炭治郎へ勿論容赦するわけもなく無惨が攻撃を仕掛ける。
──ガヒュッ
技を使って何とか避ける炭治郎。
先ほどまで弱気な事を考えていた自分を慌てて鼓舞する。
炭(集中しろ!!今この瞬間の1秒以外考えるな!!剣が鈍る、手足が鈍る!!1秒だ、1秒を繋げ。夜明けまで、1秒を繰り返せ。)
己を鼓舞し、刀に想いをのせる。
ー 幻日虹 ー
ー 灼骨炎陽 ー
炭治郎の動き、そして今しがた放った技を受けて無惨は感じた。
鬼(技の精度が落ちた。)
それと同時にこの先の未来が手に取るように鬼舞辻には解った。
鬼(赫い刃もすぐ元に戻る。)