第1章 夕日
青峰side
こいつ、どうしたんだ…?;
明らかに、昨日やさっきまでと様子が違う…
「!!!ご…ごめ……んなさ………」
明らかに動揺してやがる…おれ、そんなに嫌なこと、何かしたか?
……でも、いまはこいつの怪我が優先だ。
青「いいよ、別に…だが、お前は保健室まで連れていく。」
昨日、あの全身真っ黒の野郎はこんな感じで運んでたよな…
「!!!!?;」
俺は、白井を姫抱きし、保健室までの道のりを辿る。
「やめっ…離して…!!!;お願…………降ろして!!!;」
青「アホ。お前、動くのもしんどいんだろうが。俺を庇ってこんな事になってんだから、これくらいの事はさせてくれ。」
…こう言ったが
「駄目…駄目…!!お願いだから…!!!;」
いっこうに治る気配が無ぇ…
なんでだ?あの黒い野郎の時とは反応が違いすぎねぇか?
青「もうすぐ着くから、…後少しだけ、我慢しろ。」
「ぅ……………ぁ……………;」
口は冷静だが、正直俺はかなり焦ってる。
なんでこいつは、こんなに震えてんだ?まるで、何かに怯えるように………