第1章 夕日
「…何?」
青「…保健室まで連れていく。」
私は被害を拡大させないよう、さっき破ったやつで出来るだけの箇所の硫酸を拭き取った。
肌がとてつもなくヒリヒリする…
「…ありがとう。丁度…場所が分か…らなくて……困ってたんだ……ハアッ…」
呼吸が荒い…ちょっと吸ってしまったのか?…
青「そんな状態で行けるかよ…!!;」
そう言って、青峰が私の腕を掴んだ。
パシッ
が、私は反射的に叩き返していた。
青「!!いってぇな…なにすんだよ!!!………!?;」
________動揺を隠せず、目を見開き…自分でも気づかない間に大量の涙を目に溜めながら
やっぱり…
これが、私の心配してた事。