第4章 続ク悪夢
『し、にがみ………??』
「どうします?■■隊長?」
『………が……』
(虚になったんじゃない……
コイツらにされたんだ)
『クソがッ!!!!!』
ブワッ
「「!!?」」
「なんちゅう霊圧や……」
『よくも造を!!……殺してやる……!』
「!■■ッ避けろ!!!」
ズドォン
壊牙は懐から短刀を取り出し振り下ろす
「なッ、短刀でこの威力……!この娘何者や」
「………■■、良いものを収穫した。帰ろう。」
『……!待て!』
「お嬢ちゃん、後ろの子の心配した方がええんちゃう?」
『!!』
「ヴヴッグァアアアアッ!!」
『造、造、私、壊牙だよ?』
虚になった造の頬を伝う涙
『なんだ、分かってるなら…はやく帰って来て』
「ガッ…壊牙……?」
『造……』
「もッ、無理だ…ッ壊牙ごめんね、僕のこと___。」
『そんな……出来るわけない!』
「………ぅグァッ、壊牙……!!!」
『いや、嫌だ……一人にしないで………』
「大丈夫、僕はずっとココ……に………ッ」
壊牙の胸に手を当てニコりとする
『ばか、そんなの………ッ造、
…………………………ありがとう。』
ズサッ
壊牙は濡れた笑顔でそう言い造の額に刃を突き立てた
『ごめん、ごめん、私が言うこと聞かず"なってたら"………』
『ふッ、ぅぅう……ゥァァァアアアア!!!!』
そこには憎たらしいほどの青天があった