第12章 SN 7 奇病/切甘
N side
5日間ほど翔くんが来ない時があった。
ストレスを感じすぎていたのか俺は背中の羽に体を食い尽くされたのかと思うくらいやせ細っていた。
そんな時にやっと最愛の人がきた。
彼は唖然としており、彼に寂しい目を向けると何かが切れたようだった。
彼は頑丈に閉められたドアをバァァンと開けたのだ。
俺が唖然としていると彼は段々と俺に近づいてきた。
警報がなっている。
職員達は来るのが遅い。ロボットも突然の侵入者に動揺を隠せない様子だった。
そんな中彼は俺にキスをした。
久しぶりの人の温もりにたくさんの涙がでた。
翔くんの温もりを感じることができたことが一番の幸せだった。
「ちょ...くぅ...きっ感染...しちゃあ..」
S「そんなの関係ない。俺がお前を幸せにする。」
そう言うと俺は何か気が楽になった。
目が覚めると背中の羽がなくなっていて、健康的な顔つきになっていることに気づいた。
急いで翔くんを起こすとニコッと笑って
「天使病は最高潮に幸せを感じると完治するんだよ。
和、愛してる」
その日からこのことが有名になって世界的に男同士の恋愛、結婚が許されることとなった。
今では彼は大事な旦那さんです//
S「かーずぅーだいすき!」
「俺もです//」
今日も平和です。
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