第12章 SN 7 奇病/切甘
N Side
今、俺は強化ガラスの中に入院している。
抜け出すことはできない。
身の回りのことはロボットにすべてやってもらっていた。
そんな俺に転機が訪れたのはごく普通の晴れた日だった。
白衣を着た1人のお兄さんが俺のことをじっと見つめていた。
その後もじっと見つめては帰るという毎日だった。
そんな毎日を過ごしていた。羽なんか気にせず、お兄さんのことばっか見てたからいけなかったんだ...
突然俺は貧血で倒れた。
すぐに注射を打たれなんとか一命を取り止めたが体が重くとても動ける状態じゃない。
お兄さんまた来てくれるかな....