第22章 SN 12 奇病
N side
月曜日の朝、ちょっと熱っぽいなと感じつつも俺は家を出た。
もう7月そりゃ毎朝暑い訳で、その上月曜日、明日も明後日も明明後日も学校な訳だ
憂鬱な気分で登校していると後ろから声が聞こえた。
S「ニノ〜!おは〜!!」
一瞬、ドキッとした。
そう俺の好きな人は翔くん、同じクラスになって彼に惹かれた。
翔くんは色んな女子からモテる
彼女がいてもおかしくない状況だ、そんな中でも俺にいっぱい話しかけてくれる翔くんは本当に神だと思っていた。
S「ニノ?大丈夫か?顔赤くね??」
そんな顔近づけたら、そりゃ顔も赤くなるよ
ほんとひとたらし怖いわ~
そう思いながら一緒に登校した
学校に着くなり1時間目はよゆーで受けてたんだけど2、3時間目以降段々と熱っぽさも増してきて早退させてもらうことになった。
その間も翔くんはめちゃめちゃ心配してくれて
心配してくれてる翔くんの顔めっちゃ可愛かったなと思いながら頑張って帰宅した。
ちなみに、俺の家は学校から徒歩5分
だからかーちゃんも自分で帰れとのことだった