第20章 SN 11 奇病
N side
なにしよっかー
なんで考えているうちに俺は寝ていて気づけば周りは明るかった、
長くなった前髪を手であげようとすると
「いってぇぇ!」
なんて声を出してしまった、
その手を見てみると指先に宝石がついていた
は?って思って引き剥がそうとしても全然離れなくてため息を吐く。
「なんだよ!これ!」
なんて誰もいない1人ぼっちの部屋で叫んだ。
よくよく見るとその宝石はとても綺麗で5色に光っていた、
あぁ大好きだったアイツらみたい....
そんなことを思いながら見続けていた。
その日からかな、感情がなくなっていった気がする。
沢山の宝石ができていくにつれて俺の感情とやらものはどこかへ消えた。
好きだったあの4人も俺の中からは消えた。