第3章 席替え
《智side》
「ねぇもっと触ってよ」
手を掴まれて、きれいに6つに割れた腹筋に乗せられる。
すべすべだ…
男でも惚れるような綺麗な凹凸につい夢中になる。
「んっ…いいよ。気持ちい…」
「上も触って」
今度は手を上にスライドさせられる。
ふっくらした逞しい胸がしっとりと手に吸い付いてくる。
健康的な、自分より少し焼けた肌。
大きな胸筋を堪能していたら、真ん中の粒が
ぷっくりと主張してきた。
嬉しくなって摘んでみる。
「んんっ…」
くぐもった声を聞きながら、胸を揉んだり、
粒をつまんでみる。
あれ?俺ってこんな変態だっけ?…
そんなことを考えてたら、また手を掴まれて今度は下へスライドさせられる。
あっ!触っちゃう…………
「あーーーーーーー!!!!!!」
大声と共に体を起こすと、そこは自分のベットの上。
なんだ。夢か…
…良かった……。
正体不明のもやもやを背負いながら、パジャマを脱いでカッターシャツに袖を通す。
今のところは代わり映えのない毎日を送っている。
↑今のところってなんだよ!?by智