第6章 黒い甘露【イケメン戦国】
「あー……固いね。
後ろは初めてかい?
………さて、どうしようか?
そうだなー……
君の雇い主を教えてくれる気になったら
視線で訴えてくれれば良いよ。
大丈夫。
俺は女性の心の機微を読み取る事には長けているんだ。」
言いながら私の目前に移動した信玄は膝を着くと、やんわりと髪を掴み顔を上げさせた。
視線の先には屹立した男根が突き付けられていて………
血管を浮き上がらせ聳り勃つ醜怪な形状に、生々しい臭気。
此れが今から私の窄まりを侵すのかと想像した途端………
鼓動が悲鳴を上げた。
「自分で表するのも烏滸がましいとは思うが……
寸法には一寸自信があるんだ。
硬質にも…ね。
さあ……此れが今から君の尻を蹂躙する事に為る。
………話したくなったかい?」
額にじわりと脂汗が滲み出す。
其れでも私は、信玄の顔を力強く睨み上げた。