one piece of my Dream [ワンピース]
第4章 心の距離
「いいの。別に気にしてないし!」
なんのことかわからないが、ほかの奴らも集まってきた。
「どぉしたぁ?」
ウソップが声を掛ける。
「こいつ、ナミさんにキスしやがった!!」
悔しそうに泣くサンジ。
「「「「キスぅ?」」」」
驚く他の奴らにしんが、
「だって、じぃちゃんがだいしゅきな人には、
チューしゅるんだってぇ」
だいぶ酔っているようで、所々舌が回っていない。
「だから、私が面白くなって、
『大好きな人は?』って聞いたの。
…………そしたら-----」
「俺もナミさん大好きだァァァ!!
だからキッスを……---ヘブッ--」
ナミの言葉を遮り、サンジが襲いかかるがゲンコツで制された。
「……こ、この……クソガキは……いいのに…」
「しんだからいいのよ。
それにキスって言ってもほっぺたよ」
そぉいいながらしんの頭を優しく撫でる。
「へへっ。
ナミしゃん、だいしゅき」
ナミの首に腕を回し、しんが顔を近づける。
再び、ほほに落とされたキスに発狂するサンジ。
「ほかの、好きな人には?」
楽しそうに聞くナミに、
「ロビンしゃん、ちゅーぅ」
ロビンの元へと手をつきながら行き、ほほにキスをする。
「まぁ、嬉しい。ありがと」
優しく返すロビンの言葉に嬉しそうに微笑むしん。
「チョッパーもチュー」
「フランキーも………ブルックも……ウソップも…」
次々と回り俺とルフィの近くに来た。
「……ルフィ……だぁぁいすきぃ……」
今までの奴らとは全く違い、ルフィの腕の中に飛び込んだしん。
スッポリと収まってなんだか心地よさそぉにしている。
「なんだ?しん。
まだ、淋しいのかァ?」
ルフィ自身も慣れているのか頭をなでている。