第44章 ホークス オリジン
ホークスはそれを知っていて荼毘に嘘をついた
「好きねぇ…コイツ、オレとやってる時には…オレの事“すき”って言ってたけどな?」
2人の間に嫉妬なのか会話なのか言い表せない雰囲気が出来上がる
「ホークス…」
そう名前を呼んでも私の声は無視をされる。
その瞬間だった腰に手を当てられてホークスに縋ったまま、また、荼毘のモノが入れられた。
「ひぅッ」
「そんなにホークスが好きならこの方が凛も嬉しいよなァ?入れられてる顔見せてやれよ」
ホークスの服を握り締めて見つめてもホークスは私を見なかった
「どうして、助けてくれないの?ホークス」
声を絞り出して問いかける
けれど、ホークスは服を握りしめる手を剥がすように力を入れて離させると私の頭を撫でて片手で頬杖をついて
「オレがココに連れてきたのになんで助ける必要があるのか教えてよ?凛ちゃんも…少しは現状を考えな?もう、逃げられない。だから…SEX楽しみなよ?君なら荼毘を喜ばせる方法知ってるだろ?」
その言葉に下唇を噛み締めホークスの顔をパシリと叩いた。そこまで強く叩いた訳じゃないのにカシャンとゴーグルが落ちる。
「って…」
「ァツ…ッ…」
私がホークスを叩けば嬉しそうに腰を引き寄せて奥で動きを止める
苦しくて言葉が出なくて息が詰まる
「ホークス、お前狂ってんな…」
「お前には言われたくない…黙って腰振ってろよ」
「本当最低だな、ヒーロー」
どんなに沢山の大人に裏切られて捨てられても
ホークスにだけは裏切られたく無かった